トルコ

2023年2月6日にトルコ南部と
シリアで起きた大地震の被害は現在も続いています。

現地は真冬でマイナスになる場所
多いということです。

WHO(世界保健機関)は
トルコ・シリア地震は最大2300万人
に影響する可能性がある

としています。

現在、日本を含め全世界からさまざまな支援が増えています。

[2023年2月]トルコ震災の支援受付先一覧

現時点で公表されている寄付を
受け付けている団体などをまとめました。

Yahoo Japanニュースからの引用ですが、実際に連絡、寄付などをする際にはご自身の判断でお願いします。
並び順は優先順位ではありません。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)「トルコ・シリア大地震 緊急支援のお願い」
内容:救援物資を手配する等、テント、毛布、衛生用品などの緊急援助物資を調達し、難民と受け入れコミュニティの人々の命と生活を守るための緊急支援を展開
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから、電話:0120-540-732(平日午前10時~午後7時)
HP URL:https://www.japanforunhcr.org/campaign/Turkiye-Syria-earthquake-emergency#donation-form-component
国境なき医師団
内容:シリア北部の反政府勢力の支配地域にある病院でけが人の手当てなどにあたっているほか、周辺の医療機関に医薬品や必要な器具を提供している。
寄付はトルコやシリアの被災地での活動に限らず、緊急チームの活動全般の資金に充てられる。
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから、電話:0120-999-199(平日午前9時から午後6時)
HP URL:https://www.msf.or.jp/donate_bin/onetime.php?page=20&afc=81
ユニセフ 「自然災害緊急募金」
内容:支援金
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから、電話:0120-88-1052(平日午前9時~午後5時)
HP URL:https://www.unicef.or.jp/news/2023/0016.html
ピースウィンズ・ジャパン「国内外で自然災害などの支援活動を行うNGO」
内容:現地への出動、支援金
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから、電話:0120-252-176(平日午前10時~午後5時)
HP URL:https://peace-winds.org/emergency_news/46085
Yahoo!基金「Yahoo! JAPANが設立した非営利団体」
内容:緊急救援活動や被災地復旧支援を目的とした緊急支援金
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから
HP URL:https://donation.yahoo.co.jp/detail/1630054
東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター
内容:日本国内の各財団・協会の協力を得て支援活動を開始
連絡先:ホームページ上に記載の直接振込の振込口座から、電話:03-5790-0760(土日祝を含め午前10時~午後6時)
HP URL:https://tokyocamii.org/ja/notice/11910/
和歌山県串本町「駐日トルコ大使館を通じ、被災地復旧、被災者の支援、復興支援」
内容:町内4か所に義援金箱を設置
連絡先:串本町役場 総務課 国際交流係 TEL: 0735-62-0555
HP URL:https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/gyosei/kokusai-koryu/2023-0207-1152-11.html
在日トルコ大使館(トルコ現地です)
内容:募金専用の口座開設を準備中
連絡先:トルコ共和国大使館(東京都渋谷区神宮前2丁目33-6)TEL. 03-6439-5700
在福岡トルコ共和国名誉総領事館(福岡市博多区博多駅前3-25-21 九州旅客鉄道株式会社内)TEL.092-474-7260
HP URL:https://www.tr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/
日本赤十字社
内容:国際赤十字・赤新月社連盟の緊急救援アピール等に対する資金援助、トルコ赤新月社並びにシリア赤新月社による救援活動・復興支援、日本赤十字社による救援・復興支援等に使われます。
連絡先:ホームページ上に記載の直接振込の振込口座、クレジットカードやコンビニからも受け付け、電話番号:03-4363-2056(平日午前9時~午後5時)

HP URL:https://www.jrc.or.jp/contribute/help/2023turkeysyria/
世界の医療団
内容:緊急物資の支援や現地での医療活動などに使われる。
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォームから、電話:03-3585-6436(平日午前10時~午後6時)
HP URL:https://mdmjp.my.salesforce-sites.com/?cid=70110000001MQ2QAAW
・セーブ・ザ・チルドレン
内容:トルコで緊急対応チームを立ち上げ、毛布や冬物の衣料などを配布する予定。シリアでは、北西部で現地のパートナー団体と連携して活動予定。
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォーム、ゆうちょ振込先から、電話:0120-317-502(平日午前9時半~午後5時)
HP URL:https://www.savechildren.or.jp/lp/turkey-syria-earthquake2023/
パルシック「緊急支援などの国際協力やフェアトレードに取り組んでいるNPO」
内容:トルコでは震源に近い南東部・ガジアンテプに日本人スタッフが入っている。
シリアでは、活動を予定している北部で毛布などの生活用品や食料が足りないという情報があり、支援を調整
連絡先:電話:03-3253-8990(平日午前10時~午後5時) ホームページ上に寄付の申し込みフォーム
HP URL:https://www.parcic.org/news/21943/
難民を助ける会
内容:トルコ南東部のシャンルウルファ県から支援
連絡先:電話:0120-786-746(日曜・祝日を除く午前10時~午後6時) ホームページ上に寄付の申し込みフォーム
HP URL:https://aarjapan.gr.jp/support/onetime/
グッドネーバーズ・ジャパン
内容:トルコで食料や医薬品、テントなどを支援する方針
連絡先:電話:0120-916-010(平日午前10時~午後5時)ホームページ上に寄付の申し込みフォーム
HP URL:https://www.gnjp.org/donate/oneoff/emergency/ver3.2/index_2023turkiye_eq.html?utm_source=gnjp&utm_medium=gnjphp&utm_campaign=fm_hp
WFP(世界食糧計画)
内容:トルコ・シリア両国のニーズを把握しながら、被災した人たちに温かい食事やすぐに食べられるものなどを支援
連絡先:電話:0120-496-819(土日祝を含め午前9時~午後6時)ホームページ上に寄付の申し込みフォーム
HP URL:https://www.jawfp.org/oneshot?_ga=2.264041477.827923349.1676002218-343467400.1676002218
・JEN「紛争地や被災地で緊急・復興支援を行うNPO」
内容:不足しているという声がある粉ミルクやパンなどの食料のほか、防寒着や暖房器具の緊急支援などを検討
連絡先:ホームページ上に寄付の申し込みフォーム、電話:03-5114-6201(平日10時~午後5時)
HP URL:https://jen.my.salesforce-sites.com/?dt=1&pt=0&uid=a012r000007o04fAAA&f=1&_ga=2.52553825.876437165.1676002298-1397656596.1676002298
・ワールド・ビジョン・ジャパン「100カ国で子どものための緊急人道支援などを行う国際NGO」
内容:シリア北西部にストーブや食料などを届けるほか、被災した子どもを保護するとしている。
連絡先:電話:0120-465-009(土日祝を含め午前9時~午後11時)
HP URL:https://www.worldvision.jp/donate/

WHOでの見解による現地情報

最初の地震(マグニチュード7.8)は6日の現地時間午前4時頃に発生し、2番目の地震(マグニチュード7.7)は、捜索と救助活動が続く午後2時前に発生

・国境を越えたシリア北西部への支援物資の移動は、地震による被害のせいで妨げられている可能性が高い。あるいはすでに妨げられている

・主にトルコとシリア北西部の被災地各地で民間インフラが損傷しており、医療インフラも被害を受けている可能性がある

・トルコではすでに1,000人以上、シリアでは少なくとも762人が死亡したことが確認されているが、死者数は増加の一途をたどっている。
広大なトルコ・シリア国境地域各地の都市で数千棟の建物が倒壊した。既に戦争、内乱、難民危機、最近のコレラ感染急増などに苦しんでいる地域の悲惨な状況に拍車をかける形
てのパートナーと緊密に協力して、生死を分ける数時間とそれ以降の数日間にわたって両国当局を支援し、さらに今後数ヶ月、数年間にわたって両国の復興と再建を支援する
引用:
トルコ震災

トルコと日本をつなぐ奇跡の絆

1985年イラン・イラク戦争の際、
当時イラクの大統領サダム・フセインが

48時間後にイラン上空に飛ぶすべての航空機を無差別に撃ち落とす
という恐ろしい声明を出しました。

航空制限がかかり、イラン国内にいる外国人
は自国に帰れなくなり、パニックになります。

ヨーロッパ諸国、アメリカなどは支援機を
出し、すぐにイラン国内にいる自国民を
緊急脱出、救助し始めます。

日本政府は、憲法違反になることや、
航行の安全を言い訳にし
、自衛隊による
救助を踏みとどまります。

その結果、イランの空港には215人
日本人が取り残されます。

来ると思っていた自国の救援が来ないと
知った日本人は途方に暮れます。

日本政府が何もできず刻々と時間が迫る中、
2機の航空機が日本人救助のためにイランの
空港へ降り立ちます。

それは、イランの隣国であるトルコ航空の
旅客機
でした。

イランにはトルコ人もまだ500名以上
取り残されていましたが、優先的に
215人の日本人を救助
します。

そうして、48時間以内に無事にイランを
脱出しました。

48時間まであと1時間というギリギリの
脱出でした。

また、イラクに残ったトルコ人約500名は
自国の旅客機を優先的に日本人へ明け渡し、
自分たちは陸路で帰ることを選び避難したそうです。

エルトゥールル号の悲劇

実に133年前の1890年のことです。

日本は明治23年で前年に
「大日本帝国憲法」が発足したばかりで、
世界の中ではまだ弱い立場でした。

まだ当時の外国への渡航手段は船が
主流だった時代
です。

当時トルコ(オスマン・トルコ帝国)は
ヨーロッパ諸国から虐げらていて、

日本も同様の立場ということで、
日本とは仲良くしておこう」という
政治的な目的もあり、お互いに
親善大使などを送り合っていました。

1890年の親善使節団の特使には、
エミン・オスマン海軍少将が任命されて、
エルトゥールル号という
使節団座乗艦に乗り込みました。

同年9月に帰国するため、横浜港を出港した
エルトゥールル号は串本町大島樫野崎沖を
航海していましたが、

9月といえば日本では台風の季節

台風に巻き込まれ、現地では漁師も近寄ら
ない岩礁に叩きつけられ、浸水した海水に
よってエンジンが爆発しました。

当時稀に見る大海難事故となります。

乗船していた656名のうち、生き残ったの
はわずか69名で、和歌山県串本町の海岸に
打ち上げられます。

日本の田舎はまだ江戸時代の名残が少し
残っているような時代でしたが、

打ち上げられた遭難者達に串本町の村人が
気付き、不眠不休で救助と介護を必死で行います

結果として、69名の命が助かりました。

事故のニュースを聞いた全国からは多くの
支援物資や義金も集まります。

最終的に翌年1月には、日本海軍の船2隻で
無事トルコのイスタンブール港へ
送り届けることができました。

 

イランから脱出できた謎

イランイラク戦争の際、トルコ航空機が
215名の日本人を緊急的に救助したことに、
日本政府やマスコミは理由がわからず
にいました。

そこでトルコ政府から帰ってきた言葉は、

「私たちはエルトゥールル号の借りを返しただけです」

でした。

「エルトゥールル号の事故に際して、日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生の頃、歴史の教科書で学びました。トルコでは子どもたちでさえ、エルトゥールル号の事を知っています。今の日本人が知らないだけです。それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が飛んだのです。」

引用:絆のものがたり https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/kizuna/turkey.html

  トルコ

まとめ

「受けた恩は返す」の言葉通り、
遠く離れた国のトルコでは日本人が
130年以上前に助けてくれたことを忘れていません。

2011年3.11の東日本大震災でも
トルコから手厚い支援がありました。

今もトルコと日本の間には友好関係の絆があります。

今回の震災では既に25000人以上の人が被害に
遭われていて、刻々と被害者が増えています。

私たちは、政治的な立場や、
ビジネス的な立場、人種など全てを超えて
素直に助け合う」ことをするべきなのかもしれません。

今現地に行くことは難しいですが、
寒い冬に起きた大災害にできる支援が必要です。