新入社員がすぐに会社を辞めたくなる10の要因!改善方法と5つの外的要因も調査

2023年も4月半ばになり、新しい環境への
緊張の糸が切れ始め、そろそろ新入社員の
中には気力を無くしてしまう人も出てくる
のではないでしょうか。

実際に、ニュースなどでは

2週間で辞めた

なんて話も取り上げられていますね。

今回は、新入社員が会社を辞めたくなる
要因を調査し厳選してみました。

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる10の要因!

せっかく何ヶ月も面接を繰り返して、
良い社員を獲得して一段落しても、
安心するにはまだ早いかと思います。

なぜなら、今度は

『入社した社員が会社を見る側になる』

からです。

引用:https://globis.jp/article/4921

 

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因①トレーニングが不十分な場合

新入社員は、仕事に必要なスキルや知識を
学ぶためにトレーニングを必要とする
場合があります。

外資系の会社には2週間から1ヶ月ほど
OJTとして、トレーニング
する会社は
珍しくありません。

OJTは社会人としての仕事のテクニックを
学ぶだけではありません。

新しい環境に慣れ始める前に、しっかりと
会社の理念や仕事の内容や、その仕事を
することで世の中にどう役立っているのか
を理解してもらう
ために、
特別講師を招いて説明する企業もあります。

トレーニングが不十分である場合、
彼らは自信を持たず、すぐに辞めたく
なるかもしれません。

会社側の理念を新入社員が
理解しているでしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因②ワークライフバランスの問題

引用:https://workit.vaio.com/i-five-points-to-be-aware-of-by-companies-to-improve-employees-work-life-balance/

 

新入社員が過度に働きすぎる場合、
家族や友人との時間を取ることができず、
ストレスを感じることがあります。

コロナ禍で当たり前の学生生活を
送れなかった人も多いはず。

そんなストレスを感じながら、やっと新しい
環境で仕事ができるはずだったのに、
長時間の労働や時間内でも過度な負荷の
仕事量でさらにストレスを感じる
ことがあります。

その結果、休みの日には体を休めることに
なり、家族や友人と有意義な付き合いが
できなくなる可能性があります。

この場合、彼らは、ワークライフバランスが
取れないと感じて、すぐに辞めたくなる

かもしれません。

過度な仕事量で、ストレスを
与えすぎてはいないでしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因③オフィスの文化に適応できない場合

オフィスの文化や社風が自分に合わないと
感じた場合
、新入社員は、自分自身を
受け入れることができない場合があります。

この場合、彼らは、すぐに辞めたくなる
かもしれません。

昔ながらの体制を維持している会社に多い
のですが、

『出勤時間30分以上前に出社して
全員で掃除して・・・』

なんていうことが結構あります。

日本人は時間にルーズだと言われる要因
でもありますが、始める時間はきっちり
しているのに、退勤時間は上司が
帰らないと帰れないなど、
曖昧な風潮があります。

人間関係は良いのに、オフィスの文化に
適応できていないのではないでしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因④上司や同僚との相性が悪い場合

引用:https://coemi.jp/uranai/15462/

 

上司や同僚との関係が悪い場合、
新入社員は、自分が評価されていないと
感じることがあります。

『親の心子知らず』ではないですが、
人間関係は最も重要な要因となります。

組織で動いているので、人数が多かろうと
少なかろうと関係ありません。

1番近い上司や同僚との相性は最も
注意して見ていかなければいけません。

もし相性が悪い場合、彼らは、
すぐに辞めたくなるかもしれません。

社内でのコミニュケーションはしっかりと
取れていますでしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑤給与や福利厚生が不満足な場合

給与や福利厚生が、自分の期待に合わない
場合、新入社員は、不満を持つことがあります。

実際に面接やそれ以前に給与規定や
福利厚生などは説明されていると思います。

この時点では会社側はより良い人材を
取ろうとするため、どうしても良い条件や、
平均的な条件を1番に提示
してしまいます。

実際に入社して、『提示された条件と違う』
なんてことは、本当によく聞きます。

引用:水曜どうでしょう。

 

どんなにコミュニケーションを
良くしようとしても、現実的に受け取る条件
が違えば「話と違う!」となります。

この場合、彼らは、他の会社で働くことを
検討するかもしれません。

新入社員なんだから会社が規定している
最低の条件から始めるのは当たり前かも
しれませんが、問題は会社側が
その最低条件をしっかり提示しているか
です。

条件の説明が不足していないでしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑥キャリアパスが不明確な場合

新入社員は、キャリアパスを明確に理解し、
自分
の将来の成長についてのビジョンを
持つことが重要です。

キャリアパスが不明確な場合、彼らは、
将来に不安を感じることがあり、
すぐに辞めたくなるかもしれません。

会社側は入社後の短い期間に、新入社員に
対して半年後、1年後、3年後、5年後など
具体的な目標を数値や事例で説明すること
が必要
です。

引用:https://coemi.jp/uranai/15462/

 

それによって、自身が将来どういう
キャリアが身につき、どういう人の役に立つ
のか
など、未来の自分がどう行動したら
良いか明確になってきます。

キャリアパスを明確に提示している
でしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑦業務内容が単調で刺激に欠ける場合

新入社員は、仕事にやりがいや興味を
持つことが重要です。

業務内容が単調で、自分自身のスキルや
能力を伸ばすことができない場合、
彼らは、やる気を失い、すぐに辞めたく
なるかもしれません。

引用:https://tenshoku-web.jp/yaritaishigoto/

 

新入社員に責任を押し付けることは
なかなか難しいかもしれません。

そのため

「とりあえず最初の数ヶ月は
誰でもできる単調な仕事を与えよう」

という考えに至る会社もあるでしょう。

そのバランスはとても難しいのですが、
失敗しても会社の利益にそこまで影響しない
仕事や、今の仕事を効率化させるための
新しいアイデアを出させる
など、
少し考えればすぐにでもキャリアとなる
仕事はどの会社にでもあるものです。

特に学生上がりの新入社員は、
テクノロジーやITの知識も豊富に
ある人たちばかり
です。

今の会社にそれを活かせばいいだけですし、
自分しかできないことというのは、
新入社員のやる気にもつながります。

新入社員以上に、現状を改善するために
考えているでしょうか。

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑧コミュニケーション不足やフィードバックがない場合

新入社員は、上司や同僚からの
フィードバックや指導を受けることが
重要です。

引用:https://small-innovation.com/mission/feedback-4746811_1920/

 

また、コミュニケーションが不足している
場合、彼らは、職場でのストレスを感じる
ことがあり、すぐに辞めたくなるかも
しれません。

この場合のコミュニケーションとは
前述した相性の部分とはまた違います。

まだ入社したてでも、仕事の内容や成果に
対してのフィードバック、それに対して

「良い、悪い、こうすればもっと良くなる」

といったコミニュケーションが必要です。

正しいフィードバックとそれに対しての
指導コミュニケーションは取れている
でしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑨職場環境が劣悪な場合

職場環境が不快で、安全や健康に悪影響を
与える場合、新入社員は、心身ともに不調を
感じることがあります。

誰でも整理された綺麗なオフィスで働けば、
モチベーションも維持でき、自身もそれに
準じようとします。

書類が整理されていなかったり、
空気がこもっていたり、
トイレが汚かったり、
ネット環境が整備されていなかったり

と、実際に働く仕事場が劣悪な場合、
すぐに辞めたくなるかもしれません。

引用:https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/desk-chaos

 

オフィスは綺麗な環境になっている
でしょうか?

新入社員がすぐに会社を辞めたくなる要因⑩コロナ禍によるリモートワークやハイブリッドワークに適応できない場合

新入社員がリモートワークや
ハイブリッドワークに慣れていない場合、
孤独感を感じたり、チームメンバーとの
コミュニケーションが取りにくいと感じる
ことがあります。

引用:https://www.lifehacker.jp/article/how-to-work-from-home-without-falling-into-a-pit-of-despair/

 

ここ数年のコロナ禍で、すでに孤独感を
より感じて育ってきた世代は、こう言った
場合、やっと就職したのにまた同じ孤独感を
味わうことになります。

この場合、彼らは、すぐに辞めたくなる
かもしれません。

リモートワークやハイブリットな働き方は
今では当たり前ですが、あくまで組織で
働くために

「実際に顔を合わせて意見を交わす」

というのも必要ではあります。

IT業界など、環境的に難しい会社もある
かと思いますが、メタバースやSNSなど
時代にあったコミュニケーションツールを
使い孤独感を感じさせない職場にする
必要
があります。

孤独感を感じさせる体制になって
いないでしょうか?

5つ以上当てはまったら危険サイン!

もしも、この10個の要因に5つ以上
当てはまりそうであれば、
危険サインです。

入社して緊張の糸が途切れる時期ですので、
GWに入る前にケアできる部分はされた方が
良いのではないでしょうか。

ケアと言っても何をすれば良いのか
わからない人も多いかと思いますが、
何よりまずは話を聞くというのが大事
なってきます。

厳しい言い方になりますが、

『うざいくらい話を聞いてあげて、
それでもうるさがられるのであれば、
さっさと新しい人材を探すのも
一つの手です。』

また、会社の体制に原因があり、すぐに
改善できることは改善し、難しいようで
あれば最高責任者に変えてもらうように
名言するのもありです。

そして、それを新入社員に真摯に伝える
ことです。

 

その他の外的要因

その他の要因として、会社以外の外的要因
も考えられます。

情報がSNSやインターネット上で容易に
手に入る時代になり、コロナ禍によって
自宅でスマホを手にする時間が増え、
それが急速的に浸透しました。

2022年に就職活動を始めたものの、
日本経済の不安や学生企業する人なんかも
増え、

『流されるまま会社に就職したのは
いいけど、やっぱり他のやり方で稼ぐ方が
いいのでは?』

と考えてしまう人も多いのでは
ないでしょうか。

若ければ、一度失敗してもやり直しは
いくらでも効くという風潮も後押し
しているようです。

外的要因になり得る影響をいくつか
まとめてみました。

会社を辞めたくなる5つの影響

 

  1. ネットで稼ぐことが容易になった影響:
    近年、ネットで稼ぐことが容易になった
    ため、新入社員が会社を辞めて自営業や
    フリーランスに転身する可能性があります。

    引用:https://befree637.com/net-kasegu-uso/

     

  2. SNSで情報が拡散される影響:
    SNSなどで投資で稼ぐことが拡散される
    ようになったため、新入社員が会社を
    辞めて投資に専念する可能性があります。

  3. 雇用形態や福利厚生の差別化:
    近年、フルタイムで働くだけではなく、
    パートタイムや短時間勤務の形態が
    増えています。
    また、福利厚生やワークライフバランス
    の充実などが差別化されるようになった
    ため、新入社員が会社を辞めて他の
    雇用形態を選ぶ可能性があります。

  4. テクノロジーの進化:
    近年、テクノロジーの進化により、
    働き方が変わってきています。
    例えば、リモートワークやフレックス
    タイムなどが普及したため、新入社員が
    会社を辞めて、より自分に合った働き方
    を求める可能性があります。

  5. 職場環境の不満:
    職場の環境や文化に不満を持つ
    新入社員が、SNSや口コミサイトなどで
    不満を投稿することがあります。
    その結果、同じような不満を持った
    人たちが集まり、退職を考える人が
    増える可能性があります。

    引用:https://tabilens.jp/venting-to-friend.html

 

まとめ

新しい年度が始まりすでに2週間経ち、
一部ニュースや報道で新入社員が辞めると
言ったことを聞く時期でもあります。

こういったことは毎年起きていますが、
それは一概に新入社員の責任だけとは
いえないこともあります。

今回は、新入社員がすぐに辞めてしまう
要因をまとめてみましたが、会社側も
雇用されている側も当てはまるところが
あるのではないでしょうか。

もちろん完璧に新入社員に合わすことは
現実的に難しかったり、すぐの変化は
なかなかできないことでもあります。

ただ、辞めてしまう要因が会社側になる
のであれば、何ヶ月も労力を使い面接して、
良いと思った人材をみすみす手放してしまう
のはいかがなものでしょうか。

少なくとも、経営側としては面接や人材獲得
も仕事の内ですので、すぐに社員が辞めて
しまうというのは、経営側の能力のなさを
露呈していることにもなります。

少子高齢化や、海外で起きている要因などの
影響で、日本経済はいろいろな面で厳しく
なってきていますが、少なくとも今いる
素晴らしい人材を、時代にあった方法で
しっかり育ててみることに注力しても
良いのではないでしょうか。