adidasが裁判で敗訴したブランド「トムブラウン」とは?

adidasアディダスといえば3本線ストライプ
スニーカーなどで有名なブランド
ですが、そのアディダスが、

2021年にトレードマークの3本線を
めぐってトムブラウンというブランド
提訴ていそしていましたが、

2年越しの裁判についに決着がつき
adidasが敗訴しました。

adidasが裁判で敗訴したブランド「トムブラウン」とは?

トムブラウンといえば、2005年に
メンズ服としてアメリカのニューヨーク
を拠点としてデビューしたブランドです。

ファッション業界でも名の知れた
有名ブランドで、

毎回奇抜なコスチュームのような
ファッションショーを楽しみに
しているファンもいます。

ブランドのロゴにも使われている
3本線
は、自社の洋服にも色を変えたり
して使われています。

さらに厄介なのが、トムブラウンは
スペインサッカーの名門クラブで、
あのメッシも所属する「FCバルセロナ」
とのパートナーシップを結んでいる
んです。

現在のFCバルセロナのサプライヤーは
NIKEナイキですが、今NIKEとFCバルセロナが
ユニフォームのことで揉めていて、

もしかしたら
adidasが次期サプライヤーになる可能性もあるんです。

そんなトムブラウンのアイコンとなっている
ストライプ柄がこちらです。


adidasが提訴したストライプ柄比較[画像]

提訴内容は、トムブラウンが使用している
ストライプ柄が、adidasのものと酷似して
いるので、使用を停止を求めるものでした。

加えて、
780万ドル(2021年時点で約8億5千円)
以上の損害賠償金
も求めていました。

adidasが提訴した3本線ストライプですが、
実際にadidasのものとトムブラウンのもの
を比較してみましょう。

 

こちらがトムブラウンの2021年コレクションで
実際に売られている商品です。

こちらはカーディガンタイプのものですが、
他にもパーカータイプ
のものなど
バリエーションはたくさんあります。

トムブラウン

一方こちらがadidasの代表的なジャージとパーカーです。


 

いかがでしょうか。
たまたまこちらの商品達が似ていただけ
かもしれませんが、adidasのマークがなければ、
同じブランドと言われても見分けがつかないかもしれませんね。

adidasが裁判で敗訴した理由

2021年から2年越しで行われていた裁判
ですが、訴えたadidasの負けということ
で決着がつきました。

そもそも、adidasの方が歴史的にも長く、
認知度でも圧倒的な存在のブランドですが、
トムブラウンが2006年まで3本線を
あしらったデザインを使用していて、
それに対してadidasが異議申し立てを起こしました。

それを受けトムブラウンは2007年に、
3本から4本線のデザインへと変更しています。

その上で、やはり納得がいかなかったのか
adidasは、ついに訴えたのですが、
結果負けてしまいました。

その理由は、

「トムブラウンは2007年にデザイン変更した後も10年以上、両社が共存していてadidasに損害を与えていなく、そもそも値段が全く違う2ブランドで、消費者の混乱を招く可能性が低い」

とのことでした。

 

まとめ

adidasからしてみれば、2006年から
トムブラウン側に対してストライプ柄を
使うことに反対していて、

実質17年近くこの問題に対して対抗
してきたわけです。

ついに決着がつきましたが、
adidasは納得がいかないのではないでしょうか。

トムブラウン側も、4本線に変更したし、
そもそも抱えている市場が違うということでもあるかと思います。

とはいえ一旦裁判で判決が出たことは
覆せないので、今後もお互いに良い
距離感で共存していって欲しいですね。