テントの裏切り者は〇〇だった!:VIVANT考察9話

もう直ぐ全てが動き出す。

最終回を目前に迎えたVIVANT第9話。

今週はノゴーン・ベキがどのようにして
テントを作ったか、テントがなぜバルカの
土地を購入しているのかも明らかになりました。

「ノコル、アディエルとの出会いで子供たち
の未来を守り、戦争孤児のために金を稼ぐ」

それがテントの根本にある思想で、
ノゴーン・ベキの使命でした。

第9話では、そんなベキの思想とずれている
人物が幹部にいる。

テントが土地を買っている理由を政府に
漏らした人間。

その人物が誰かを考察していきたいと思います。

なぜテントの最終目的が日本だと言われているか。

「テントの最終標的は日本」これはVIVANT
が始まった頃から言われていました。

テントのモニター山本、アリも証言していました。

9話でテント幹部の会話で、ベキとノコルは
そのことに疑問を感じ乃木に
「なぜ別班は執拗にテントをマークするのか」
問いかけました。

乃木は、世界中の諜報機関がそう思っている
こと、山本、アリもそのように言っていたと
答えます。

ここで、疑問なのが、

  • 自白剤を使われた山本
  • 家族を人質に使われたアリ

嘘を言っていたとは思えません。
つまりこの2人は日本が最終標的ということ
を信じていたのは明らか
です。

そのため一つの考察として、

「テントの幹部の中にベキと別の思想を
持った人間がいるのかも」

ということです。

ベキは、

「公安に裏切られた時には日本を恨んで
いた、今はもう恨んでいない。
話が大きくなってしまったのだろう」

と予想していますが、そんな曖昧に
広がることでもないように感じます。

テントの中に裏切り者がいる

テントがバルカ北部の土地を購入している
のは、フローライト鉱石を見つけ、
政府や他国にバレないように採掘し、
莫大な利益を得るためだということが
わかりました。

 

フローライト(蛍石)
半導体を作る過程において必要なフッ化水素酸の生成をするのに必要な素材。特に日本はフローライトを使いフッ化水素酸に生成する技術が高いと言われている。

乃木が現れるまで、約3年間テント幹部と
ノコルの親友であるべレール興産代表の
ゴビ、そしてべレール興産の専務意外には
フローライトのことは隠されてきました。

乃木が現れたと同時に政府にバレたことで、
乃木が疑われています。

さらに、拷問にかけられた乃木は、
「自分は別班としてテントに侵入したスパイ」
ということを話してしまいます。

今までのVIVANTの流れから、乃木が簡単に
命に関わる秘密を漏らすでしょうか?

確かに、9話はベキが家族に対して愛情を
注いでいること、日本を恨んでいないこと
が明かされ、テントは無闇に民間人に
危害を与えない組織だと言うことがわかりました。

乃木もそんなベキに対して本当の父親として
接しているようなストーリーになっています。

そんな乃木ですので、
「父親には嘘はつきたくない」
という思いで本当のことを話して
しまったようにも取れます。

「私は別班の任務としてここに来ました」

 

別人格[エフ]も乃木に対して本当のことを
言うのはやめるように止めています。

しかし、もし乃木が裏切り者でない場合、
一体誰が裏切り者なのでしょうか。

テントの裏切り者はノコル!

一番に怪しいのは
ノコル
ではないでしょうか。

乃木が現れてからベキの乃木に対する態度が
変わったり、待遇が良くなったり、
「兄弟で仲良く」と言う言葉を口にしたり。

テントの中でNo.2でリーダーの息子として、
確固たる地位を築いて犯罪歴もなく、
大企業の代表として育てられてきたノコル。

乃木が現れてからその地位が危ぶまれて
いるようなシーンが多いです。

実際に、戦闘能力、お金を作る知識、別班
としての特殊能力など全てにおいてノコル
よりも優秀な乃木。

VIVANT乃木能力
簡単に8億円の儲けを出す計画をしてしまった乃木

 

ベキと乃木が親子だと分かった時に、
とても悔しそうな顔をしていました。

そんな乃木に嫉妬心が出ても不思議では
ありません。

さらに、フローライトに関しても自分が
最初に見つけたものですし、独占欲は
働くでしょう。

乃木が作った赤飯に対しても、ベキに
言われるまで手をつけないほどの嫉妬ぶり。

当初テント幹部の横領を見破ったのも
ノコルですし、「裏切り者は○せ!」
というように性格的にかなり非情な
設定となっています。

乃木を裏切り者として仕立て上げて口封じを
してしまえば、自分が裏切り者だと
気付かれず今まで通りにテントでの
権力を維持できます。

気づかれても、乃木がいなくなれば
「全てテントのため」と言ってしまえば
許されそうです。

No.2が「最終標的は日本」といえば、
山本やアリも信じますしね。

ベキの回想に合わせて、急に情報漏洩の
電話が来たことも計画かもしれませんね。

「何!?国土交通大臣が!?」

 

フローライトのことがバレても安心!

フローライトのことが政府に漏れてしまい
ましたが、すでにフローライトの埋まって
いる土地のほとんどがテントのものですし、
乃木のおかげで金銭的には直ぐにでも
残りの土地を購入できる余力もあります。

ここで自分と対等の立場でなるであろう
乃木を裏切り者にすることで、ノコルが
利益を得るのは確か
でしょう。

あなたは7回撃たれた狼だ

フローライトを採掘し、莫大な利益を
得ることで、経済的に貧しいバルカ政府を
支配することも可能ですし、独立国家の
ようなものを樹立して、自身が国主になる
こともできるでしょう。

ベキの思想に心酔している他の幹部では、
乃木を罠にハメることも難しいかと思われます。

ノコルの親友ゴビも怪しい

ノコルの親友ゴビですが、ViVANT
公式サイトの登場人物で最後に出てきた
人物です。

最終回の前でようやく出てきた登場人物
ですので、そういう意味では何か重要な
役割があるようにも感じられます。

さらにゴビは、

「自分の会社でフローライトのことを
知っているのは、自分と専務だけ」、
「フローライトのことが漏れたとなれば、
今までのことが台無しになる」

と言っています。

すでにほとんどの土地を所有していて、
採掘権も持っているのに、
「全て台無しになる」は大袈裟ではないで
しょうか。

ゴビ

もちろん当初の予定に比べマイナスになる
部分もあるかと思いますが、ほとんどの
利益は自分たちに来るはずです。

利益さえ得てしまえば、経済的に貧しい
バルカ政府なんてどうにでもなりそう
なので、そこまで台無しにならず、
世界中に知れ渡っても問題なさそうです。

可能性としてはゴビも十分に怪しいキャラ
ですが、ノコルが裏切る方が盛り上がりそうです。

別班が生きていたのは明かなミスリード

9話の最後では、死んだはずの別班員たち
が生きていて、乃木が疑われます。

これは明らかにミスリードではないでしょうか。

もちろん8話が終わった時点で、別班員が
生きているという考察はたくさんされて
きましたし、乃木の行動からも予想は
できました。

 

ただこれがそのまま乃木がテントの情報を
漏らしていたとなるような簡単なストーリー
ではないのがVIVANTです。

むしろ、この別班員を撮影したテントの
モニターが誰かという新たな謎も
出てきました。

まとめ

今回は最終話前に明らかになった、テントが
バルカの土地を購入する理由がフローライト
の発掘だったこと、秘密裏に動いてきた
フローライトが政府に漏れたことで、
テント内部の裏切り者は誰か、という
考察をしてみました。

裏切り者は、ノコルかノコルの親友ゴビ
しかいない
のではないかという結論に
至りました。

もちろん、流れ的に乃木が別班としての
責務を果たしテントの情報を漏らしていた
可能性もありますが、あえて他の人物に
焦点を当ててみました。

最終回に向けて、1話からの登場人物全てが
怪しくなってきましたが、ラスト1週間
さまざまな考察をしていきたいと思います。