VIVANT考察|テントがバルカの土地を買い占める理由

VIVANTが最高潮に面白くなってきています。

リアルタイムで見ても、すぐにもう一度
見返したくなってしまいますし、Xやネット
の考察班の考察を見て、再度見直す人も
続出しています。

かつてこんなふうに考察が入り乱れた
ドラマはなかったのではないでしょうか?

今回は、第8話で明らかになったテントが
張るかの土地を購入している理由を
考察してみました。

 

テントがバルカの土地を買い占める理由

テントがバルカの土地を購入している理由
は8話までは明らかになっていません。

ただ、テントの存在目的は暴動の鎮圧や
政府から依頼されたテロや暗殺で資金を
稼ぎ、その金でバルカ中の土地を
買っている
ということがわかりました。

その最終目的はSNSなどでも大量に
考察されていて、一番多いのが、
独立国家を作るということ

そして、ノコル(二宮和也)を
その国の国主として置くこと。

以前はテントは不正に稼いだ金のほとんどを
孤児院の経営につぎ込んでいましたが、
3年前からバルカ国内の土地を
購入し始めています。

ただ土地を多く持っていても、不動産資産に
しかなりませんが、その土地が保有する
鉱石などの資源を使い世界中の国々と
取引をし始めればどうでしょう。

バルカ国内に独立国家、もしくはバルカで
最大の権力を持ち、法治国家のバルカで
力をつければ国を乗っ取ることも可能
です。

バルカの国主が選挙で決められるとしたら、
犯罪歴のなく、バルカの首都のど真ん中に
自社ビルがあるテントのフロント企業
「ムルーデル」の代表のノコルが、
選挙に勝つことも可能
です。

不動産、資源、権力、さらに裏の組織まで
持っている国主の誕生です。

 

バルカ共和国をリアルな地図と比べてみた

VIVANTの舞台となっている架空の国
バルカ共和国ですが、ロシア、
カザフスタン、モンゴルにまたがっています。

中国は隣接していて、撮影はモンゴル内で
行ったそうです。

国土は北海道より少し大きい程度でしょうか。

現実でも中央アジアと呼ばれるこの辺りは
最近では、ウラン鉱石やレアメタルなどが
取れる広大な土地で有名
です。

中国、ロシアはこのあたりの土地を
有していることで、世界と渡り
合っていくと言われています。

バルカ共和国VIVANT

バルカ共和国と日本の関係

バルカの日本大使館大使
「西岡英子(檀れい)」は、普段強気な
性格なのに、なぜかバルカ政府に対しては
弱腰
と、野崎は言っていました。

そのバルカ日本大使西岡が、最終回に
向けて関わってくる
のではないでしょうか。

バルカ政府は豊富な地下資源を持っている
国という設定
です。

日本はアジアでも中心的な存在として何年も
世界の国々と渡り合ってきましたが、実際に
は周りを海に囲まれた島国で、自国で取れる
資源は少なくエネルギー産業は
特に輸入に頼っています。

バルカから輸入されるウラン鉱石や
レアメタルは日本にとってとても
重要なものですので、バルカ大使西岡が
バルカ政府に対して弱腰なのも頷けますね。

 

中国の一帯一路構想にある中央アジアの潤沢な資源

現実世界では、中国の一帯一路構想
というものがあります。

一帯というのが、中国からヨーロッパへと
続く、「シルクロード経済ベルト」を指します。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM062ER0W1A200C2000000/

上の地図のように、今回のVIVANTの舞台
「バルカ共和国」もその一帯の中に入っています。

この一帯一路構想には、中国が
中央アジア一帯を制圧し、豊富な
地下資源を確保し、世界中へ
輸出することができると言った
思想が入っています。

日曜劇場の狙い

日曜劇場は日曜の夜ということで、
全年代の視聴者が見る可能性がある
というアドバンテージがあります。

ですので、視聴率は基本的に良くなります。

そういうアドバンテージがあるため、
この時間帯ドラマでは今現在問題に
なっていること、
「経済、話題、人、モノ」に
焦点を当てたドラマが多く放送されてきました。

では、VIVANTの狙いはというと、
中国の一帯一路構想も含まれる、
中央アジア(地下資源)の重要性と、
その地域の権利を持つのはどの国か?

という、まさに今問題になっている
世界的な資源の争いに焦点を当てている
ことかと思われます。

思えば、当初から

  • 丸菱商事はバルカ共和国でソーラーパネル建設を行い
  • 乃木はバルカでのエネルギーインフラ担当
  • 別班の黒須は地下資源掘削のエンジニア
  • 高田はエネルギー庁の官僚

というように資源やエネルギーに
関係している職業
が多く出ていました。

日曜劇場は今日本が世界に対してどういう
動きをするべきかというある種の指標を
視聴者に促している気がしませんか?

難しい話になってしまいましたが、
要するに

「これからの日本のエネルギーをなんとか
しないと、どんどん値段が上がって国民の
負担増えるよ」

というところではないでしょうか。

それをテロ組織や架空の国、非合法の
諜報組織「別班」を絡めて見事に
推理調のドラマに仕立て上げています。

まとめ

今回は、8話までのVIVANTでテントが
バルカ共和国の土地を買いまくっている
ことを軸に、その目的を考察してみました。

結論としては、テントのフロント企業
ムルーデルの代表であるノコルを国守に
して、バルカを乗っ取る、もしくは
独立国家を作るということが目的

となりました。

さらに日曜劇場の世相反映ドラマまで
掘り下げて、中国の一帯一路構想や
中央アジアの重要性を絡めて考察しました。

あと残り2話ということで、
ますます盛り上がってきたVIVANT。

9話もリアルタイムで追っていきたいです。