TV

片瀬那奈さんがファッション通販サイトを
手がける「ロコンド」に就職したことが話題になりました。

片瀬那奈さんといえば、
2000年くらいから女優としてブレイクし、
そこから数々のドラマ、映画、CM、報道番組MC
などで活躍していたマルチタレントさんでした。

2021年に同棲相手が不祥事を起こしたことが
きっかけで、ご自身もイメージダウンと共に
所属していた大手有名芸能事務所「研音」を
辞め
、そこからは芸能系の仕事が少なかったようで、
YouTubeチャンネルなどを始めましたが、
あまりうまくはいっていなかったようです。

そこにロコンドへの就職が決まったとのこと、
ご本人にとってはこれ以上ない救いの手
だったのではないでしょうか。

片瀬那奈さんは、
過去にファッションブランドをプロデュース
したこともあり、元々ファッション業界に
興味はあったのでしょう。

もちろん、芸能人のように華やかな場面とは
遠くなりますが、芸能人としての仕事が激減
した中ではここにしがみつく他無いのではないでしょうか。

片瀬那奈プロフィール

本名:小島那奈子(こじま ななこ)
生年月日:1981年11月7日(41歳)
血液型:A型
星座:さそり座
身長:172cm
出身地:東京都
デビュー:1998年

 

1998年高校一年生の時にスカウトされ、
ファッションモデルとしてデビューしました。

その後、グラビアなどを経験し女優、歌手、
報道番組MCなど2021年まで様々な活動をしていました。

芸能人の仕事の仕方が変わる?

片瀬那奈さんは、交友仲間の不祥事で
ご自身もイメージを落としたことがきっかけで、
元所属事務所との契約を解除され、

フリーランスとして活動していましたが、
ロコンドへの正社員就職を決めたことで
華やかな芸能界からいわゆる「一般会社員
として働くことになりました。

片瀬那奈さんだけではなく、今までも様々な
理由から所属していた芸能事務所を辞め独立して
個人事務所を作ったり、YouTuberへ転換したりと、

ここ10年くらいの間でたくさんの芸能人が
それまで当たり前だった「芸能人」としての
働き方を変えて
きました。

元ジャニーズのTOKIOさんがジャニーズ事務所
から独立し3人で会社を作り、芸人の中田敦彦さんや
キングコング梶原雄太(カジサック)さん、
西野亮廣さんは日本でもトップYouTuberとして

いち早く頭角を表したり、同じく芸人の
「さらば青春の光」森田さんは相方とマネージャーの
3人で事務所を立ち上げたりと、

今までは大きな事務所に所属していれば安心だったのが、
自分で自分をプロデュースしないと
これからは生きていけないかも
」というところに
行き着いたのかもしれませんね。

ただ、今まで独立した芸能人のほとんどが、
その新たな収入源はYouTubeなども含めた
メディアに出て、ギャランティーや広告収入が
メイン
なのですが、

片瀬さんの場合は一般的な会社員と同じく
毎月の固定給与
になりました。

これは、若手芸人や俳優が、デビューしてブレイクする
までの「つなぎ」ではなく、どちらかというと

ロコンドが正式な収入源となり、
(もし今後も芸能系の仕事があるのであれば)
芸能人としての収入は副収入となります。

つまり、芸能業界のお仕事が副業になり、
本業は一般会社員となるということです。

もしも今後片瀬さんの就職がきっかけに、
こういう働き方って、アリなんだ」という空気が
芸能界に広がれば、現在あまり売れていない芸能人が、
正社員として会社に勤め出したり、
逆に一般会社員として働く方の中から芸能人として
副業を始める
という流れに変わってくる可能性もあります。

もちろん、倫理的に見ても掛け持ちなので、
プロの仕事意識がない」、
掛け持ちなんて許さない」と言った意見が

業界内部や、世論から出る可能性もありますが、
実際にお金を払う側からしたら、大手事務所に
所属するタレントを起用して、高いギャランティーを
払うよりは、

こういった個人で活動している副業タレントを
安い金額で起用できるのであれば、そちらの方が
圧倒的なコスパにつながる可能性もあります。

特にここ20年で日本はどのテレビ局も広告代理店も、
制作費や予算が激減
してきているので、
TV番組やCMにかけるお金を削減できる手段を
常に探している状態ですし、

お金のかかる有名タレントを起用できなくなってきています。

そんな背景もあり、YouTubeのようなgoogleなどの
世界IT大手が協業として参入している中、
日本だけの会社でなんとかしていくのには
限界があるのかもしれませんね。

まさにこれは、ある意味時代の変革時期がきていて、
そういう時には賛否両論はあるが現実的に
そんなことを言っていられなくなり、
働き方が変わってくる節目になるということではないでしょうか。

もちろんコンプライアンスが厳しくなってきている
時代ですので、その辺りの交通整備を整えることも
同時進行で必要ですし、考えるだけでも様々な弊害が
あるので、一筋縄ではいかないでしょう。

まとめ

安倍総理の時代に「働き方改革」が一般社会に
浸透し始める前、世論からは

今までそうやってきたんだから、
急に変えるのは無理」という意見が多く出ました。

もっと前だと、小泉内閣の時には
郵政民営化を推し進めた際、
様々な反対派の意見が出て混乱を見てきました。

さらにいうと、アメリカのAppleがiPhoneを出した時、
そんなものが本当に流行るのか?」と
思った人も少なくないのではないでしょうか。

スマホの普及率は日本だけでも99%を超えていますし、
私たちの生活に欠かせない生活インフラの一つになりました。

時代の節目には、世論からの反対意見は多く出ます。

それまで当たり前だったことが覆されるのですから
当然だと思います。

特に日本人は保守的な文化傾向が強い人種ですので、
今の生活が一変したり、当たり前が通用しなくなることに
嫌悪感を感じることが多いのではないでしょうか。

ただ、それらは一時のことであって、
数年もしてしまえばすぐに受け入れてしまい、
それが当たり前になります。

芸能人の働き方も昭和世代までは、固定給ではなく
活躍に応じたギャランティが多くの割合を占めていたので、
その世代からTVに出ている方のギャラは今でも高いと言われています。

とはいえ前述したように、
金銭的な部分でも芸能界も変わらざるを得ない状況
なっているのは確かなので、片瀬那奈さんのような
働き方が受け入れられる日も近いのではないのでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。